国立公園・大山(標高1729メートル)で紅葉が見頃を迎えた。好天に誘われて繰り出した観光客が、秋色に染まったブナやミズナラと、南壁の山肌がつくる雄大な景色を堪能している。5日ごろまで楽しめるという。
大山観光局によると、10月23日ごろから徐々に色づき始め、28日に見頃を迎えた。
名所の鍵掛峠(鳥取県江府町大河原)には1日、山陰両県だけでなく、関西方面などからも観光客が訪れ、赤や黄に染まった景色をデジタルカメラやスマートフォンに収めた。
鳥取市本高の県職員小松正次郎さん(61)は「いい時期に来ることができた。平日なのに人が多くて驚いた」と話し、出雲市大津町から夫婦で来た川津充夫さん(74)は「最高の景色を満喫できた」と笑顔で話した。
(中村和磨)