浜田漁港の地元官民が水揚げ量全国3位のアンコウのプロモーション活動に力を入れている。需要期を迎える鍋の具材だけでなく、新たな調理や加工品を開発する動きが出てきた。水産品のご当地グルメ大会で浜田アンコウの新メニューが準優勝を獲得し、認知度向上への追い風にもしたい考えだ。

 沖合底引き網漁で漁獲する浜田漁港のアンコウは2022年の水揚げ量が107トン。山口県の下関漁港(289トン)、青森県の八戸漁港(159トン)に次ぐ3位だが、地元で広く活用されず認知度は高くない。アジ、ノドグロ、カレイのどんちっちブランド3魚の水揚げが伸びない事情もあり、関係者はアンコウに目を向けた。

 はまだお魚市場(浜田市原井町)で...