シクラメンの出荷作業を進めるスタッフ=出雲市斐川町三分市、森脇農園
シクラメンの出荷作業を進めるスタッフ=出雲市斐川町三分市、森脇農園

 冬の鉢花「シクラメン」の出荷が、西日本有数の産地の出雲市斐川町で最盛期を迎えている。色とりどりの花がハウス内を彩り、農家が作業に追われている。

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 島根県などによると、県内では18戸が栽培し、昨季は関西、山陽、九州などに35万9千鉢を出荷した。斐川町内では8戸が生産。このうち同町三分市の森脇農園では7棟のハウスで約60種、1万5千鉢を栽培しており、今月初旬に出荷が始まった。

 21日はスタッフ8人が花の高さをそろえ、ラベルを付けるなどした。森脇一輝代表(37)は「花の形や葉の数は十分で、出来はいい。手入れをすれば大型連休まで咲くので、花を長く楽しんでほしい」と話した。12月中旬まで出荷する。
  (佐野卓矢)