島根、鳥取両県が5日、定点医療機関で2023年12月25~31日に報告されたインフルエンザの1定点当たりの感染者数を発表した。島根は前週比4・61人増の21・50人、鳥取は2・31人増の17・41人といずれも増加に転じ、注意報基準(10人以上)を上回っている。

 島根県の保健所管内別の内訳は、浜田が32・00人と警報基準(30人)を上回った。松江25・82人、出雲21・56人、県央18・33人と続いた。これまで8割前後を占めていた19歳以下の子どもの感染が67%まで下がったものの、20代以上では60代を除いて各年代で感染者が増加した。

 新型コロナウイルスの感染者は、島根147人、鳥取203人。1定点当たりは、島根3・87人、鳥取7・00人で、島根は前週比1・03人、鳥取は3・21人、それぞれ増加した。

 保健所管内別の内訳は、島根県が、松江(定点医療機関11)36人▽出雲(9)35人▽浜田(5)35人▽益田(5)16人▽雲南(3)16人▽県央(3)7人▽隠岐(2)2人。1月1日時点の入院患者は54人で、重症者はいない。

 鳥取県は、米子(11)80人、鳥取市(12)79人、倉吉(6)44人。

  (原暁)