松江市出身の若者たちの20歳を祝う「はたちの集い」が7日、同市学園南1丁目のくにびきメッセであった。華やかな振り袖やスーツに身を包んだ1441人が出席し、再会した同級生らと笑顔で喜びを分かち合った。
式では、実行委員長の藤原睦己さん(19)=同市上乃木4丁目=が「暮らして良かったと思える松江の町を、みんなで作りあげよう」とあいさつ。同市出身のピアノトリオバンド・Omoinotake(オモイノタケ)や、島根スサノオマジックの津山尚大選手からのビデオメッセージも流した。
将来は島根で教員を目指すという流通経済大スポーツ健康科学部2年の森瑚白(こはく)さん(20)=茨城県龍ケ崎市=は「久しぶりに友人と会って元気をもらい、地元の良さを感じた」と笑顔。市内製造業に勤務する岩井優晴さん(20)=松江市八束町寺津=は「成人の実感はないが、これからは今まで以上に仕事を頑張りたい」と意気込んだ。
成人年齢の18歳への引き下げに伴い、昨年から従来の「成人式」を名称変更して開催。2023年度に20歳を迎える市民や出身者ら1921人が対象で、前年度比145人減だった。
(石倉俊直)