★一畑百貨店のこれまでを、写真で振り返る(開店当時の写真も)

現在の松江駅前にある一畑百貨店外観=松江市朝日町

 

新型コロナウイルス禍の影響で、半年ぶりに実施した「北海道物産展」の会場=2020年10月、松江市朝日町

 

開設された中元商品の専用売り場=2014年6月、松江市朝日町

 

お中元商戦

島根県海士町産の海産物を目玉商品に据えた2006年の中元商戦。店舗前であったカタログ配布の出陣式で、社員が同町のキンニャモニャ保存会メンバーから踊りでエールを受けた=2006年6月、松江市朝日町

 

松江、出雲両市内の約5万3000世帯を訪ねて中元カタログを配る「ドアコール作戦」出陣式で、気勢を上げる一畑百貨店の社員たち=2002年6月、松江市朝日町

 

 

懐かしの紙袋

2015年に約40年ぶりにリニューアルされた、今の一畑百貨店の紙袋(左)と、2011年に「松江開府400年祭」と「神々の国しまね」のロゴマークを印刷した手提げ紙袋。中央部のラインに水色、紺、ピンクを配色したデザインは、1971年時に提携した三越とほぼ同じで、当時は三越のブランド力を借りる意図があったという

 

 

駅前への移転

松江駅前に移転オープンしたことを伝える1998年4月2日付の本紙。左の記事は移転オープンに合わせて6階催し場で始まった「いけばな展」の紹介
松江駅前移転オープンの全面広告(1998年4月1日付本紙)

 

殿町時代の一畑百貨店

一畑百貨店の松江店本館(左)と松江店新館(山陰中央ビル)。合わせて売り場面積10585㎥で山陰一を誇った(出典元「一畑百貨店三十周年記念誌」)

 

当時一畑百貨店の松江店新館が入っていた山陰中央ビル(奥)と、今はなき本館とをつなぐ渡り廊下=1983年9月、松江市殿町

 

今は島根県民会館駐車場に当たる場所にあった一畑百貨店松江店本館(左奥)と、今もある県民会館前のバス停=1983年9月、松江市殿町

松江市殿町で開店することを伝える本紙記事(1958年10月1日付)

▼記事全文(原文ママ)

ズラリ、各地の商品 一畑百貨店きょう開く
(1958年10月1日)

 一畑百貨店(松江市殿町)はいよいよきょう一日午前十時から開店する。地下から三階までの売場には全国各地から仕入れた商品がズラリ陳列され、紺色の制服を着た美しい店員百人が立働いている。開店式は午前十時恒松島根県知事令嬢希み子さん(島大付小三年生)民子さん(島大付属幼稚園)姉妹がテープを切るなど盛大に行われる。

 四階の階し場では中国五県の池坊新作が六日まで行われ、劇場では札幌物語、マンガなどの映画が上映される。屋上には宇宙ステーション、ワンダーフォイル、木馬、ステレオトーキーなど子供遊園地の工事中で十五日ごろまでに完成する。

 開店前日のきのう三十日は午前十時から完工落成式が五階の一畑劇場で三回にわけて行われ、千人の招待客が開店を祝い、店内見物を行ったが、客の中には「もう少し売場面積を増やしたかった」という声もあり、全国から集められている特産物に興味が集っていた。祝賀式場では鎌田百賀店長のあいさつ、恒松知事、熊野松江市長の祝詞があったのち、文楽三和会一行十四人の文楽人形浄瑠璃「寿二人三番叟と」「娘道成寺」が公演された。

 山本社長の話 信用を重んずる百貨店、生活文化センターとなる百貨店をモットーに努力したい。

 

 💐 さよなら、一畑百貨店 💐
  65年間ありがとう!