年末年始の休暇を終えて、帰省先の松江市から勤務地の東京へ4日に戻った。出雲―羽田便を利用する予定が、羽田空港で海上保安庁と日航の航空機が衝突した事故を受け、予約便が欠航に。特急やくもと新幹線に予約を取り直した。
空路は事故の影響が出るかもしれないとインターネットを小まめに確認し、前日夜に欠航が分かると、すぐに陸路をネット予約。発券は当日、JR松江駅ですることにし、乗車時間の30~40分前に着いた。
ただ、結果的に予約したJRの列車に乗車できなかった。JR東日本の予約システム「えきねっと」が、JR西日本管内の松江駅での切符の受け取りと連動していなかったためだ。
残念だったのは当日の駅員の対応だ。自動発券機の窓口に10人程度が列を成す中、声をかけられたのは手続き直前。「えきねっと」で予約し、発券ができなかった人がこの日何人もいたとし「システムの問い合わせ先に連絡し、指示を受けてください」との説明だった。電話は10分ほどつながらず、予約キャンセル後、再度列に並んで券を取り直したため、1本遅い時間の列車に乗車せざるを得なかった。
最初に並んだ時、すぐ声をかけてもらえれば別の対応ができたかもしれない。今年はJRと国、地元自治体が「再構築協議会」を設置し、利用が低迷するローカル線の存廃協議が始まる。利用者目線がなければJRへの信頼は高まらない。(吏)