浜田-広島の両市を結ぶ鉄道として計画されたが、未完に終わった広浜鉄道「今福線」の痕跡を巡るウオーキング大会が25日、浜田市内である。
午前8時半、浜田市金城町今福の今福まちづくりセンターで開会式をした後、地元ガイドの案内で、戦前に建設が進められた旧線跡地や4連アーチ橋を巡る。戦後に着工した新線の第一下府川橋梁や全長1・6キロの下長屋トンネルなど、5・5キロの距離を歩いてセンターに戻る。午後0時半ごろに終了予定。
広浜鉄道は戦争や旧国鉄の経営悪化で建設が中止された。大会は地元の貴重な遺産を知ってもらおうと、同センターが2016年から開き7回目。
参加費は300円(中学生以下無料)で雨天決行。事前の申し込みは不要で、長靴や懐中電灯、マスクが必要。昼食が用意される。問い合わせは同センター、電話0855(42)2083。
(宮廻裕樹)