配信サービスの拡大でドラマの制作が活況を呈するいま、映像や物語の質を高めるロケ地の重要性もいっそう増している。地域を盛り上げた作品とロケ地を表彰する「ロケーションジャパン大賞」の授賞式が2月に東京都内で開かれ、制作者が思いを語った。

 準グランプリに輝いたのは、TBSのドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」と島根県。堺雅人さん演じる主人公の実家を、同県奥出雲町にある築約300年の「櫻井家」で撮影するなど、同県各所でロケを行った。

 福沢克雄監督と島根の縁は2004年放送のドラマ「砂の器」に...