道路標識が設置された巨大迷路を楽しむ子どもたち=島根県邑南町高見、高原体育館
道路標識が設置された巨大迷路を楽しむ子どもたち=島根県邑南町高見、高原体育館

 春休み中の子どもの交通安全イベントが27日、島根県邑南町高見、高原体育館であった。高原保育園と高原小学校の子どもたち30人が、巨大迷路やクイズといったユニークな仕掛けを通し、道路標識を学んだ。

 春休みや新学期は子どもの交通事故が増える。イベントは川本署が交通安全を意識してもらおうと企画した。署員が町内にあるカエルや荷車が描かれた珍しい二つの標識を紹介。子どもたちは段ボール100枚で作った迷路で二つの標識を探す遊びに取り組んだ。

 迷路内には歩行者通行止めや高さ制限、環状交差点などの標識と説明書きが20カ所ある。子どもたちは「そっちは通れないよ」「何この標識?」と、標識の意味を考えながら進み、迷路を脱出した。

 迷路内にあった標識に関する10問のクイズにも挑戦し、全問正解者にはクリアファイルが贈られた。高原小4年の平田彗(すい)ちゃん(10)は「登校中に見たことがある標識もあって楽しかった」と話した。(吉野仁士)