「いろいろな鬼太郎の家」をテーマにデザインされたコインロッカー=境港市大正町、みなとさかい交流館
「いろいろな鬼太郎の家」をテーマにデザインされたコインロッカー=境港市大正町、みなとさかい交流館

 境港市大正町、交流・観光拠点施設「みなとさかい交流館」に16日、同市出身の漫画家、故水木しげるさんの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のデザインを施したコインロッカーがお目見えし、観光客らの注目を集めた。

 コインロッカーは同館内で市観光案内所を運営する境港観光協会(結城豊弘会長)が設置した。3月に増設した新区画の扉一面に「いろいろな鬼太郎の家」と題し、8図柄を施した。大型タイプ(高さ113センチ、幅35・5センチ、奥行き57・5センチ)が3口、中型タイプ(高さ55センチ、幅35・5センチ、奥行き57・5センチ)が9口ある。

 交流館は隠岐汽船の発着拠点で、水木しげるロードの起点。JR境線の境港駅も隣接し、人の往来が多く、今回の区画とは別に2区画(計44口)にコインロッカーが設置されている。

 水木しげるロードの東側にある水木しげる記念館が20日、リニューアルオープンすることも考慮し、散策の魅力向上につなげようとコインロッカーのラッピングを発案した。古橋剛事務局長は「利用だけでなく、フォトスポットにもなれば幸い。好評であれば次も考えたい」と話した。

 (松本稔史)