最終節、アウェーでの大阪戦を残し勝率5割5分2厘、32勝26敗の島根スサノオマジックは3年連続のチャンピオン(CS)出場の可能性をわずかに残している状況(最終節2勝した上で、他チームの複合的な結果次第)となりました。
ポール・ヘナレ監督体制となってから3季目になりましたが、最終節で2勝したとしても勝率は過去最低となり、CS進出を逃せば目標としたリーグ優勝からは遠ざかってしまうことになる今季。ファンからは様々な声が聞こえてくる時期となってきましたが、シーズンを通してチームビルディング的にはどうだったのでしょうか。見方を変えれば、結果以上のものが見えてくるかもしれません。
兎にも角にも、シーズン成績。シンプルに、過去3季でワースト(それでもCS出場の可能性はわずかにある)となったことは、チームが望んでいた結果からは遠ざかったように見えました。ここに関して想定外となったのは、ウィリアムス・ニカ選手の長期離脱でした。

全体で28試合の出場しかできなかった上に、シーズン序盤は昨季の故障からの復帰プロセスであったように見えたため、彼自身が100%健康でコートに立てていた試合は...