第62回島根県高校総合体育大会が24日、開幕する。前期が24~26日、後期が30日~6月2日の日程で開かれる。今夏に北部九州全国高校総体(インターハイ)などへの出場を懸けて29競技・5210人が熱戦を繰り広げる。
2030年の「島根かみあり国スポ」や25年に中国5県で開かれるインターハイ(愛称・開け未来の扉 中国総体2025)で、活躍が期待される選手が出場する。
中でも注目されるのは、県が「島根かみあり国スポ」に向けて選んだ強化指定校(男子28競技・22校、女子26競技・22校)の戦い。3月の全国高校選抜卓球大会の男子団体で島根勢として初優勝した出雲北陵、昨秋の鹿児島特別国体少年男子で2位に入った開星高などに注目が集まる。
参加選手数は、少子化や高校の閉校に伴うチーム数の減少により、04年の8104人から35・7%減。弓道やハンドボールなどで増えた一方、柔道や軟式野球、テニスなど5~7割程度減少した競技もある。
島根県高体連の小倉庸二理事長は「練習の成果を出し切り、インターハイを目指して全力でプレーする選手たちの姿を見てほしい」と話した。
(森山郷雄)
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