【松江】松江市玉湯町湯町、玉湯公民館で22日、生涯学習講座「たまゆアカデミー」の開講式と荒神谷博物館(出雲市斐川町)の藤岡大拙館長(91)の記念講演会があった。
たまゆアカデミーは同公民館が20年以上にわたり開催する。音楽や歴史、消費者問題などさまざまなテーマで3回の公開講座を含む年10回の講座を開く。
約90人の来場者を前に藤岡さんは出雲弁や冗談を交えながら「なぜ出雲に神話が残っているのか」をテーマに講演。「国引き」や「黄泉の国」といった代表的な出雲神話を取り上げ、出雲神話の立ち位置や文献を引用して自身の見解を披露した。
運営委員の犬山美恵子委員長(72)は「難しいテーマだったが、藤岡さんの面白い語り口で楽しく講演を聴けた。次の講座も楽しみにしている」と話した。
受講料は年間千円。問い合わせは玉湯公民館、電話0852(62)9111。(小豆沢颯太)