往時の相撲グッズを集めた展示会が浜田市殿町の日本海信用金庫本店で開かれている。市民2人が収集した貴重な番付表や名力士のポスター、サイン色紙など約100点が並び、見る人に懐かしさを感じさせる。28日まで。
相撲ファンの岡本定興さん(83)=浜田市熱田町=が全国を巡り、買ったりもらったりしたものを主に展示。長男が10年ほど相撲部屋で稽古に励んだという梶原弘美さん(79)=同市田橋町=の収集品も一部紹介している。
梶原さんが出展した木製の番付表は高さ約1メートル、幅約70センチの大きさで、直筆の力士名が迫力を与える。横綱鏡里が活躍した昭和30年代の表で、木製で直筆のものは希少という。岡本さんが出品する、昨年引退した元関脇・隠岐の海の手形入りの色紙や、元横綱・白鵬らが載った大相撲出雲場所のポスターも目を引く。
岡本さんは「ここでしか見られない一品がそろった」と語り、梶原さんは「相撲に関心を持ってくれる人が増えるとうれしい」と話した。
開場時間は午前9時~午後3時。入場無料。
(宮廻裕樹)