腕相撲の競技性を高め、「卓上の格闘技」と呼ばれるアームレスリングの体験会が14日、松江市八幡町の竹矢公民館であった。参加者10人が、愛好者にルールや技術を教わり力比べを楽しんだ。
アームレスリングは縦70センチ、横90センチ、高さ100センチの頑丈な台の上で闘う競技。国内の競技人口は3千人以上とされる。単純な力比べに加え、相手の手首をそらすように攻める「吊(つ)り手」や、相手の手首に巻き付くようにして腕を倒す「噛(か)み手」といった技がある。
益田市を拠点とする島根県アームレスリング連盟の吉松幸二理事長ら講師2人が技を説明し、試合では「体全体を使って腕を倒して」「けがをしないために拳から目を離さないで」などとアドバイスした。
参加者は顔も真っ赤に「うぉー」と声を張り上げ、力を振り絞った。松江工業高等専門学校1年の岩佐歩宙さん(15)は「腕っ節を強くしたくて参加した。お父さんに勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。体験会は毎月第2、4日曜の午後1時から、竹矢公民館である。参加無料。(佐野翔一)