今回のテーマは「子どもの言葉遣い」です。わが子とのエピソードがたくさん寄せられました。紙面では紹介しきれなかった全ての投稿を掲載しています。(内容は分かりやすく編集・要約しています)
1、いつからだろう?「ありがとうございます」を「あざーっす」と言うようになって、初めて聞いた時は何を言ってるんだ?と思ったものです。わが家でも孫の親(父親)が普通に「あざーっす」と言っているので、当然孫も普通に使うようになってしまいました。また、電話で話し終えた最後には「たっ」と言う。「はて? たっ、って何?」と私の頭は?だらけ。私には理解不能な言葉が周りであふれていて、何だか取り残されている感がありありです。今の子どもたちが大人になった時、きちんとした日本語が使えるだろうか?と不安になります。日本語の敬語の美しさを大切にして後世まで残してほしいものですよねー(石川祐希の彼女になりたい、60代)
2、私の息子が4歳頃、「死ね」と言い出しました。誰に対して言っていたか定かではありませんが、0歳の妹にだったかもしれません。保育士さんに相談しました。そうしたら、「死ねは、絶対に言わない」と教えるように言われました。以降、そうしています。また、娘が中2のとき、部屋に置いてあった手紙に「しね☆」と書いてある手紙があったので、娘にいじめられていないか聞いたり、担任の先生に最近の中学生は、「死ね」を簡単に使うのかと相談に行ったりしたことがあります。実際、その子は仲良しで、「しね」が、あいさつ代わりでした。(やっこ、50代)

3、小4男子です。友達の影響かな、と思っていたら、児童クラブで見ていたテレビアニメで覚えた言葉だったということもあり。また、相手のことを「そっち」という友達がいて、その影響で親にも言い出したので、それは注意。私が怒って「おい!」と言うと、結局まねして使い出したりして、こちらが反省。言葉には気をつけないと、子どもが使っている言葉遣いは親が使っていると思われています。ただ、良いことが一つ。息子の学校は名字の「さん」付けが定着。毎日遊んでいても、あだ名や悪い言葉がほとんど聞かれず、指導のおかげか言葉遣いは良いように思います。(ふうりん)
4、今冬、4歳になる次女。先日、年の離れた高2の兄に、昭和で言う「ペロペロキャンディー」を買ってもらい、ご満悦。1ペロ、2ペロして一言。「ヤバイ! めちゃくちゃおいしい!」と、まるでテレビの食リポのコメント。極めつきは兄に「お兄ちゃんも食べてみな!」と上からのコメント。次女の「ヤバイ」コメントに、長男と「めちゃくちゃ」ウケました。
私はできるだけ正しい日本語を教えたいので、「ヤバイ」とか「めちゃくちゃ」とか、また耳障りな誤った日本語は使わないようにはしています。もしかしたら、テレビやユーチューブで覚えたのかもしれません。これをいい機会に、私もいま一度自分の言葉遣い(特に怒る時)を見直したいとも思いました。 (カヅロック、46歳)

5、娘は小学生になってから、友達の影響なのか、「きもい」とよく言うようになりました。本人はあまり意味もなく言っているようですが聞いている方はもやもやしてしまい、「そんな言葉使わないで」と言うのですが「なんで?」と言われても、うまく説明ができず、難しいです。弟もまねして使うようになっているので、悩ましいです。(すいか、30代)
6、4歳の息子は、順調に乱暴な言葉や下ネタを言うようになり、よく1人で叫んではゲラゲラと笑っています。そんなときに私(母)が、「美しい言葉を順番に言う」という画期的なゲームを編み出しました「湖」「太陽」「お花」などなど、探せばたくさんあります。きれいな言葉もすてきだね、という感覚を育てたいものです。(澤部、30代)
7、5歳の息子は、ゲームで敵を倒す場面が出てくると「殺す!」や「クソ野郎!」など、びっくりするような発言を次々しています。普段はそんな言葉は使わないのに、ゲームになると人が変わったようになるのでちょっと恐ろしい…。人格形成にも影響しそうで、ゲームとのうまい付き合い方を模索中です。(Tちゃん、30代)

8、「おしり」や「うんち」など、保育所で覚えた汚い言葉を言いたい長女(4)と、言ってほしくない母。効果のある対処法が知りたいです。一方、次女(2)の言葉遣いはかわいくて…。最近の母のお気に入りは「しゃどんま(シャボン玉)」。かわいすぎて、成長が止まってほしいくらいです!(しなもろーる、30代)
9、未就学児は善悪の区別なく使っているから、「それはチクチク言葉だから、私はフワフワ言葉の方がうれしいな」と伝えるのが大事だと思います。小学生なら、背伸びしてユーチューバーやテレビ、大人のまねをしているだろうから、良くない理由をきちんと伝えるべきです。
中高生は、メディアや周囲のはやり、同調して使っている部分があるから、ド正論で一喝も必要。特に差別的用語を使っているときは、いちいちことの重大さを伝えるのが大事だと思います。「死ね」「消えろ」と軽はずみに口にしたことで、相手を追い詰めたらどう責任を取るのか? 本気ではなかった、では済まされないこともあるんだと、伝え続けるのが、親や大人の使命だと思います。
ただ、若いがゆえに分かった上で使っているのがほとんどだろうから、今だけだとわが子を信じて、諦めたり、見放したりしないことが大切なのではないでしょうか。現代の方が圧倒的に過激ではあるけど、昔も今も問題は変わらない気がします。放っておいて良いということではなく、現代だからこそきちんと見守る必要があるのでは、と思います。
10、5歳の息子は気にくわないことがあると、家族に対して「死んでしまえ」「あっちにいけ」と強い言葉で怒ります。保育所でそういうことはないようなので、たまったストレスが爆発しているのかなと感じます。ついつい強く言い返してしまいそうになりますが、逆効果なので伝え方を模索中です。(YY、30代)
次回テーマ「夏休み、どうする?」
次回のテーマは「夏休み、どうする?」です。酷暑で外に出づらく、遊びのネタが尽きてしまいます。熱中症に日焼け、虫刺され、あせもなど、心配事も多いけれど、思い出も作りたいですよね。夏のお悩みを共有して、みんなで乗り切りましょう。匿名オッケーですが、できるだけペンネームと年齢(年代)を記してください。
◆担当記者から
小1のわが子、初めての夏休みに突入しました。共働きのため児童クラブに行かせますが、毎日持たせるお弁当が悩みの種。ラジオ体操の付き添いもあり、夏休みの朝は普段以上に時間がない! 猛暑の中でも傷まないお弁当の献立を考えるのも大変…。みなさんの知恵をお貸しください。
(増田枝里子)
=締め切りは8月4日=
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