試合会場となる大山平原ゴルフクラブは、フェアウエーが狭かったり、高低差があるなど難易度が高いコースも多い。中でもポイントになりそうな4番、9番、18番の特徴を前回大会の記録を交えて紹介する。

絶妙なティーショット必要
4番ホール PAR4 359Yards

フェアウエーキープ率は3番目に低い52.6%。ティーショットは傾斜とバンカーの間にある狭いエリアに置く技術が求められる。
ハンディキャップ(HCP)は3で、ダブルボギー数は10。数字がホールの難易度を表すが、距離はミドルホールとしては短めの359ヤード。ドライバーに自信があるなら右側のバンカー越えを狙ってみてもおもしろい。アウトスタートの場合はこのホールを乗り越えれば一気にリズムに乗れる。
高低差最大30ヤード
9番ホール PAR4 375Yards

高低差が最大30ヤードを超え、HCPは2。快晴の日は大山も望める眺望の良さが売りのホールだが、プレーする選手たちはタフなラウンドを強いられそうだ。
打ち上げを踏まえれば、実質400ヤード以上の距離になる。平均パット数は唯一2を超える2.02。ティーショットからパットまで気を抜くことができないコース設定になっている。
石崎博一副支配人が「パーオンできる選手が少ないホールとなる」と話すように、パーオン率は3番目に低い48.9%だった。
命運分けるミドルホール
18番ホール PAR4 409Yards

ティーショットが命運を分けるミドルホール。左側には急傾斜、右側にはバンカーがあり、1打目でミスをすると大きくスコアを崩しかねない。
ボギー数は91で最多、パーオン率(43.3%)は8番と並んで最も低いという難関ホール。前回大会覇者の李知姫は「見た感じはシンプルな直線コースだが、ティーショットで左側に打てば傾斜からラフに入り、右側に打てばバンカーにはまってしまう」と話す。
グリーンを囲むようにバンカーが配置されていることも、パーオン率を下げる要因になっている。