「NOMO(野茂)マニア」という言葉が全米を席巻したのは1995年。米大リーグデビューを果たしたドジャースの野茂英雄投手が、伝家の宝刀フォークボールで強打者から次々と三振を奪う姿をテレビ観戦し、同世代として心躍らせた。

 当時の米球界は、前年から続くストライキの影響で開幕が遅れ、沈滞ムードだったものの、日本からやってきた右腕の活躍にファンが熱狂。<野茂が投げれば...