「繊細な美」が花言葉の芙蓉(ふよう)は古来から美人の例えに使われる。その一文字を名前に取った幸田芙沙(23)=出雲市塩冶町=の歩みは、華やかさに満ちる。出雲市出身で現在は市内の島根大医学部6年生。将来の夢は医師。クラシックバレエは地元のコンクールで優勝した経験を持ち、世界的なミスコンテストで準グランプリになった。アグレッシブな動きの根底に、つらい時期をバレエに打ち込んで乗り越えた経験と美への探求がある。  (interview...