鳥取市在住のアマチュア天文家・八木谷祐一さんが13日、地球に接近した紫金山(ツチンシャン)・アトラス彗星(すいせい)を撮影した。天候に恵まれ、肉眼で見えるほど明るかったといい、紫色に染まった夕方の西の空に輝く様子を捉えた。
2023年1月に見つかった彗星で現在、地球に近づいている。
八木谷さんは長年、天体撮影を楽しんでいる。9月下旬には東の空の撮影に適している岡山県美作市で明け方の姿をカメラに収めた。今回は鳥取市福部町内の海岸で午後6時半ごろ200ミリの望遠レンズを使って撮った。「近年では珍しい、大きく明るい彗星で感動した」と振り返った。
今週中は双眼鏡でも見て楽しめそうだという。(桝井映志)