バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックは、ホームの松江市総合体育館で、仙台89ERSに連勝し、開幕4連勝を飾った。仙台は外国人選手が強力で、競り合う展開になったが、スサマジは攻守の集中力を高め、押し切った。
今週末の19、20日はB1に昇格した越谷アルファーズとアウェーで連戦。23日はホームの松江市総合体育館で、西地区のライバル・琉球ゴールデンキングスと対戦する。2026年にスタートするBリーグ・プレミアの参入が決まった島根スサノオマジック。今のチーム力と越谷戦、序盤戦の大一番になる琉球戦の展望を解説する。
(編集局・舟越幹洋)
仙台は東地区の下位ながら、B1の各チームと競り合う好チーム。外国人選手のキッドと、NBA経験のあるフェリシオの2人は強力。日本人選手の青木はスピード、シュート力があり、攻守にチームの連携が取れている。
勝負所でビッグプレー
1ゲーム目は3Qが終わって51―43。スサマジにいいプレーがあるが、あと一歩のところで突き放せない。仙台に粘られ、攻撃でスピードのある日本人選手に崩され、3点シュートを決められてしまう。

4Q、仙台にじりじり追い上げられ、残り6分、53―53と追いつかれてしまう。ただ、新生スサマジはここで焦らなかった。エヴァンスが相手ディフェンスのミスマッチを突きインサイドで確実に得点。さらにクラークがインサイドでエヴァンスに絶妙なアシストパスを出す。ケイが走ってフリースローを得て、残り2分30秒で、62―57とリード奪う。やはり、経験のある選手たちは勝負所を理解し、得点を決める力がある。
残り2分、津山が相手キャプテンで、攻撃力のある青木をよく守り、...