山陰地方の「地犬(じいぬ)」としてファンを増やす山陰柴犬の鑑賞会が27日午後1時から、鳥取県湯梨浜町宇野の宇野地区公民館である。保存と保護を担う山陰柴犬育成会が飼育者同士の交流や飼育を検討する人に、犬を身近に感じてもらう目的で定期的に開いている。

 飼育者が愛犬を連れて集まるほか、山陰柴犬の歴史や特徴、飼育方法の解説がある。飼育に関する相談も受け付ける。

 山陰柴犬は昭和初期、鳥取の因幡犬と島根の石州犬を掛け合わせて生まれた。絶滅の危機もあったが、愛好家らの地道な活動で乗り越えてきた。

 問い合わせは山陰柴犬育成会の松本守人さん、電話090(3639)1381、メールmorito33@3inshiba.com