松江をもっと住みやすい町にしようと、島根大付属義務教育学校の9年生が17日、松江市役所で若い世代が考える松江の理想像を上定昭仁市長に発表した。
こども計画の策定に向けて、中高生の意見を聴取しようと同市などが開いたワークショップに参加した同校の上東愛子さん(15)、藤井暖(のん)さん(14)が発表した。皆美が丘女子高生と交わした意見をもとに松江の理想像を描いた「松江未来予想図」について説明した。
具体的には、ロマンチックな夜景を楽しむ▽ライブ会場がある▽行きたい大学がある▽自習室が近くにある▽伝統文化を気軽に楽しむ-などといったアイデアを提案した。
上東さんは「若い人たちがやりたいことをできる町は、活気が生まれて豊かになる」と話した。藤井さんは「住民全員が好きだと言える町ならば、一度出て行った住民も必ず戻ってきてくれる」とし、住民の声を取り入れた町づくりの重要性を訴えた。 (小引久実)