冬至の21日、米子市岡成の観光牧場「大山トム・ソーヤ牧場」で、カピバラの「なごみ」がゆず湯に漬かった。
カピバラはネズミの仲間としては世界最大で南米に分布する。寒さに弱いため、牧場は毎冬入浴の時間を設けて来場者に公開している。
この日は約100個のユズを湯船に浮かべた。体長約1メートルの「なごみ」はスタッフの手で頭に手拭いを乗せてもらい、41度のお湯にゆったりと漬かった。
2年連続の来場という横浜市の弁護士直井雅人さん(66)は「温まっている様子を見ていると、たまらなく癒やされる」と話した。
カピバラのゆず湯入浴は22日も正午と午後2時の計2度あり、スタッフの福田紫乃さん(26)は「1年に2日間だけのイベントで、普段と違う姿を見て楽しんでほしい」と呼びかけた。
(中村和磨)