鳥取県庁
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 鳥取県と鳥取市は5日、36人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県は鳥取市繁華街の接待を伴う飲食店でクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。県内のクラスターは20例目。県内の累計感染者は952人となった。

 飲食店での感染者は従業員7人、客3人の計10人。飲食店は9日から始まる営業時間の短縮要請区域内にあり、7月下旬以降、市内で発生した4件のクラスターとの関連は今のところない。3日から休業し、利用者を把握できているため施設名を公表しない。感染症対策を講じた県の協賛店だった。

 新規感染者36人は4日の検査で判明。居住地は鳥取市15人、米子市3人、県東部2人、県西部1人、県外2人、非公表13人。

 うち1人について県立中央病院(鳥取市江津)は看護師だと明らかにした。感染者の濃厚接触者として7月31日に検査を受け陰性だったが、5日に再検査を受けた。1度目の検査後、自宅で経過観察をしており、院内感染はないとして通常通り診療している。