米国は各地で地位協定を結んで17万人に上る兵力を展開し「世界の警察」として覇権を維持してきた。一方、基地を抱える地元への影響は避けられず、対ロシアの盟友であるドイツでも住民感情は複雑だ。他国の安全保障への関与に懐疑的なトランプ政権が在外軍再編に動く中、駐留の将来像は揺らいでいる。

 のどかな田舎町を背に軍用...