認証店に交付するマーク
認証店に交付するマーク

 新型コロナ禍の安全安心な飲食店利用と感染防止対策を推し進めようと、県が9月1日、「県新型コロナ対策認証店」制度を始める。県が定めた感染防止対策の基準を満たした飲食店に認証マークを交付。取得に必要となる機器類の購入費の助成制度も設ける。 (曽田元気)

 飲食店の対策に自治体がお墨付きを与える「第三者認証制度」。喫茶店、スナックなどを含めた県内約5500店舗が対象となる。

 調査員が認証を希望する店を訪れ、効果的な座席配置や、入口に消毒液を置いて来店時の手指消毒を呼び掛けたり、従業員に業務前の検温をしたりしているかなど最大43項目の基準について確認。

 県は満たしたと判断した場合、認証マークを交付し、専用ホームページ(HP)で店名を掲載する。

 助成制度は飛沫(ひまつ)を防ぐアクリル板、消毒設備などの購入経費を対象に上限20万円を支援。補助率は3分の2で、今年4月以降に購入した場合も含む。

 丸山達也知事は「認証取得に向けて取り組んでもらい、飲食店業界として一層の感染防止対策を進めてほしい」と話した。

 20日に問い合わせ窓口を開設。9月1日に専用HP、郵送で申請受け付けを始める。

 問い合わせは認証制度事務局、電話0570(071)357。受付時間は平日午前9時~午後5時。

 専用HPのアドレスはhttps://www.shimane-ninsho.jp/