高気圧に覆われ気温が上がった山陰両県は26日、米子と青谷(鳥取市)の38・3度など6地点で7月の観測史上最高となった。山陰両県29観測地点のうち19地点で35度以上の猛暑日だった。
松江、鳥取両地方気象台によると、7月の観測史上最高はほかに、岩井(鳥取県岩美町)37・4度▽鹿島(松江市)37・3度▽湖山(鳥取市)36・9度▽西郷岬(島根県隠岐の島町)34・5度-。26日の最高気温は、鳥取37・8度、境37・5度、松江37・1度だった。
両県には熱中症警戒アラートが発表され、両県の各消防によると11人が熱中症の疑いで搬送された。
JR山陰線、木次線の宍道駅などでレール温度が規制値に達した。山陰線は午後3時25分ごろから約2時間10分にわたり、玉造温泉-出雲市駅間で徐行運転を実施。やくも4本を含む6本が運休し、やくもなど特急5本を含む14本が最大約1時間遅れた。
木次線は一時宍道-出雲三成駅間で運転を取りやめた。夕方になってもレールの温度が下がらないため、午後5時25分に全線で終日運転を取りやめた。
JR西日本によると、両線で計20本が運休し、計1200人に影響が出た。