第107回全国高校野球選手権で初戦突破した島根代表の開星が14日(大会第9日)の2回戦で仙台育英(宮城)と対戦する。開星ナインは13日、大阪府枚方市内で最終調整し、強豪との試合に向けて気持ちを高めた。
初戦突破後、仙台育英の好投手を想定した練習に取り組んでおり、時間の大部分を打撃練習に割いた。1回戦で完投した仙台育英の左腕吉川陽大、井須大史、梶井湊斗らが投げる140キロを超す速球を想定し、約1時間半バットを振った。
1回戦で左薬指と小指に死球を受け、1週間ぶりに打席に立った持田聖純は「痛みは引き、感覚も鈍っていない」と復調を口にした。野々村直通監督は「予想より早く回復してくれた」と活躍に期待した。
藤江来斗主将は「左腕でも右腕でも対策はできている。あとはいつも通りやるだけ」と話し、野々村監督は好きな相撲に例えて「当たって砕けるだけだ。がっぷり四つではなく、前みつを取り、左右に揺さぶる試合をする」と強調した。...