金融や経済を楽しく学ぶ子ども教室が16日、松江市魚町の山陰合同銀行本店であり、夏休み中の小学生ら約30人がゲームを通じて為替に理解を深め、円高や円安が生活に及ぼす影響を考えた。
参加者は円、ドルなど異なる通貨は「為替レート」と呼ばれる比率を決めて交換することや、日本円の価値が高くなるのが円高、低くなるのが円安と学んだ。
サイコロの出た目で為替レートが変動するゲームでは、円高や円安の影響を疑似体験。文房具店の社長になって米国の消しゴムを買うという設定で、1ドル150円から始め、レートが変わる中、安く仕入れるためにどのタイミングで買うのかを考えた。
参加した中央小6年の倉本伊央人(いおり)さん(11)は「外国の通貨や円安と円高の仕組みについて詳しく知ることができた」と話した。
教室は山陰合同銀行と野村グループが開いた。(小引久実)