島根県海士町福井の菱浦港周辺で30日、「海士町大感謝祭~老いも若きもキンニャモニャ~」が開かれた。24チーム、750人がしゃもじを手に隠岐民謡「キンニャモニャ」に合わせて軽快なステップの踊りを披露した。
昨年は台風通過で中止となったため、2年ぶりの開催となった。観客も合わせて千人が集まった。大人の島留学制度の県外出身者ら100人の若者による合唱や催眠術、隠岐民謡といった多彩なステージに続き、午後6時半にキンニャモニャパレードが始まった。
町内や隠岐諸島、県外から参加した踊りのチームはキンニャモニャ保存会の演奏に合わせて踊り、審査員席の前で独自のポーズを決めてアピールした。
今回は、町とつながりを持つオフィシャルアンバサダーなど県外在住者も数多く参加した。吉田拓郎さんのファンが集まる「フォーク酒場落陽」(東京・新橋)の四元健一マスター(69)は常連客9人を率いて10年ぶりに参加。「前夜祭で演奏をした。来るたびに田舎に帰ってきたようだ。(吉田さんの歌がある)都万にも行けて最高だった」と笑顔で話した。(鎌田剛)













