広瀬すず (C)ORICON NewS inc.
広瀬すず (C)ORICON NewS inc.

 俳優の広瀬すずが6日、都内で行われた映画『遠い山なみの光』の公開記念舞台あいさつに、二階堂ふみ、吉田羊、鈴木碧桜、石川慶監督とともに出席した。

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 『私を離さないで』などで知られるノーベル文学賞作家カズオ・イシグロ氏の長編デビュー作を、『ある男』(2022年)の石川慶監督が映画化。戦後間もない1950年代の長崎と、1980年代のイギリスを舞台に、時代と国境を越えて交錯する“記憶”の謎に迫る、ヒューマン・ミステリー。

 本作になぞらえて「忘れられない記憶」を問われた広瀬は「子どもの頃に家族でお寿司屋さんにお昼ごはんを買いに行った時に、先に車に戻って乗っていたんですけど、みんなが来ないからお店に戻ったんですね。そうしたら反対側から家族全員が戻ってきたみたいで、そのまま車が発車して私はお店に置いてかれて、泣きながら追いかけたんです」と仰天エピソードを告白。

 続けて「まだ4歳、5歳くらいの時だったと思うんですけど、“おしん”のような気持ちになって未だに思い出します(笑)。車が全然止まってくれない景色が夢にたまに出てくるくらい、今もフラッシュバックします。死ぬと思いました(笑)」と笑顔で振り返り、「途中で『すずがいない』となって、父がバックミラーに走っている私の姿を見て止まってくれた」と明かしていた。