出雲市大社町在住の元小、中、高校の校長でつくる退職校長会「楽成会」がこのほど、奉納山公園(出雲市大社町杵築北)にある「於國塔」を清掃した。恒例のボランティア活動で、来訪者に快適に過ごしてもらおうと、汗を流した。
須佐公和会長(76)ら10人が早朝に集合し、鎌や電動バリカンを使い、伸びた植栽の枝を刈ったり、草刈りをしたりしてきれいにした。
於國塔は同町が生誕地で歌舞伎の始祖とされる出雲阿国の顕彰碑。歌舞伎界の名優たちの寄付によって建立された。現在、歌舞伎の世界を題材にした映画「国宝」のヒットにより、注目されている。
須佐会長は「町内には出雲阿国ゆかりの場所が多くある。ぜひ多くの人に訪れてほしいとの思いで清掃した」と話した。
(佐野卓矢)













