鳥取県日野町黒坂の町公民館で25日、日野病院黒坂診療所の開設20周年の記念イベントがあった。日野病院の医師による講演や相談コーナーが設けられ、住民は健康について理解を深めた。
孝田雅彦病院長は「20年先も元気でいるために」と題し、嗜好(しこう)品とサプリメントの選び方について講演した。健康寿命を寿命に近づけるには治療、検診による早期発見、生活習慣が大切だと説明。体に良い嗜好品としてコーヒー、緑茶、紅茶、チョコレートを挙げた。
このほか、健康体操や看護師によるフットケア、eスポーツ体験や栄養相談コーナーもあった。孝田病院長は「人口減とともに患者数も減っているが、住民が集まる場所としてなるべく長く続けたい」と話した。
同診療所は2005年2月、町公民館に開設された。イベントは住民への感謝と診療所の利用を呼びかけようと日野病院と町が主催した。現在は週に2回、日野病院の医師が診察し、1回当たりの患者数は4人程度になっている。
(藤本みのり)













