浜田市金城町下来原、神楽ショップくわの木で23日、介護職に関心を持つ学生が高齢者福祉施設の利用者らと石見神楽で交流するイベントがあった。参加した学生4人は利用者と会話を交わし、将来の参考にした。
社会福祉法人浜田福祉会(浜田市内村町)が学生や若手職員の問題解決やコミュニケーション能力を磨くキャリア教育の一環で企画した。法人の施設利用者5人のほか若手職員9人が参加した。
当初は石見神楽の公演を鑑賞する予定だったが、雨天のため神楽ショップに場所を変更した。参加者は到着した施設利用者を補助しながら降車させてショップ内へ誘導した。
神楽衣装を手がける職人が金糸を縫う手際を一緒に見学した。精巧に仕上がった大蛇の蛇胴や蛇頭を利用者に持たせ、「どこの社中や演目が好きですか」と小まめに声をかけ、写真撮影を楽しんだ。
広島市内のトリニティカレッジ広島医療福祉専門学校から参加した1年の車地〓(琢のツクリに点)馬さん(19)は「広島に神楽があるので一緒に楽しめた。会話の能力が足りないと感じたので改善していきたい」と話した。(宮廻裕樹)













