俳優の菅野美穂(48)が7日、都内で行われた映画『フジコ・ヘミング 永遠の音色』(24日全国公開)公開前舞台あいさつに登壇し、最近若者から教わったことを明かした。
【全身ショット】首元のレースが素敵!クラシカルな衣装で登場した菅野美穂
「俳優として大切にしていること」を聞かれ、「いまは日々の自分の生活をコツコツ積み重ね、好奇心を忘れないことが大事かなと思います」とまっすぐに語った菅野。「日々を真面目に生活するということと、仕事は役に取り組んでいけるような好奇心を持つ」と説明。また、「私も50代が近くなってきて、先生に直接教わることが少なくなってきて」と実情を明かし、「道を極めている方のインタビューから教わったり、逆に若い方から教わることが多いです」と“好奇心”で学びを得ているとした。
つづけて「最近若い人から教わったこと」を聞かれると、しばし悩んだ後、「『困ったときはAIに聞くといいよ』って言われました」と笑いをこぼした。「自分でコツコツやるのも大事だけど、新しい技術とも生きていく覚悟を決めないと」とそこに込められた意味を明かした。
菅野がナレーションを務めた本作は、情感あふれる演奏で国内外多くの人の心をとらえ、“魂のピアニスト”と呼ばれて世界で活躍し、2024年4月21日に旅立ったピアニストのフジコ・ヘミングさんを、生前12年間追い続け素顔に迫り、美しい音色が刻まれた最後のドキュメンタリー映画。さまざまな困難を乗り越え60代で人気ピアニストになった波乱万丈な人生から生まれた、心揺さぶる唯一無二の演奏が映画館のスクリーンで体感できる。
また、初公開されるフジコさんのインタビュー映像・絵日記、本作で存在が明らかになる異母妹エヴァさんにストックホルムで実施したインタビュー映像、俳優の弟ウルフさんが語る新たな真実など、知られざるフジコさんの素顔に迫る。
イベントにはほかに、小松莊一良監督が登壇した。
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