浜田市内村町で開かれる土曜の朝市「美川まちづくり楽市」の4周年記念イベントがこのほどあり、来場者約60人が地元野菜や魚を買い求め、記念の抽選会も楽しんだ。
雨天のため、屋外ではなく、会場の美川まちづくりセンター内で販売した。カボチャやジャガイモ、ニラといった野菜類や、アユの甘露煮、旬の栗は100~300円程度の値段。スタッフが「芋、こうてやー」など、元気な声を響かせた。訪れた主婦らは次々とお気に入りの品を買い求めた。
景品が当たる抽選会や、専用機器で普段の野菜摂取量を測る市健康医療対策課のブースもにぎわった。
朝市は住民有志約15人でつくる実行委員会が周辺にスーパーやコンビニがなく不便なために始め、毎月第1、3土曜の午前8時から約30分間開く。
近くの岡野彰弘さん(78)は「買い物には市中心部まで行かねばならず時間もかかる。家族が助かっている」と話した。実行委の岡本定興(さだおき)代表(84)は「5周年はさらに盛大にやりたい」と意気込んだ。(宮廻裕樹)