出来上がった料理を披露する参加者=島根県飯南町井戸谷、谷笑学校
出来上がった料理を披露する参加者=島根県飯南町井戸谷、谷笑学校

 島根県飯南町の特産品・パプリカを使ったブルガリア料理を楽しむイベントが8日、同町井戸谷であり、参加者は食材のおいしさや料理方法を学び、交流した。

 同町と同県奥出雲町から8人が参加し、パプリカやトマトを使ったブルガリア料理の「リュテニッツァ」と呼ばれるソースを作った。谷地区で収穫された赤と黄色のパプリカ約40個を使い、会話を楽しみながら笑顔で調理した。

 ソースはパプリカを焦げ色が付くまで焼き、皮をむいて、ミキサーにかけ、調味料を加えて煮詰める。

 「リュテニッツァ」はパスタやパンにも合い、飯南町野萱の主婦藤原春美さん(73)は「想像していたものより食べやすく、パプリカ本来のおいしさも楽しめた」と満足した様子だった。

 イベントは谷自治振興会が主催し、講師に同町地域おこし協力隊で食品関係の事業に携わる正戸あゆみさん(42)を招いて開かれた。(景山達登)