本番に備える米山麻美さん=松江市西津田6丁目、さんびる文化センタープラバホール
本番に備える米山麻美さん=松江市西津田6丁目、さんびる文化センタープラバホール

 さんびる文化センタープラバホール(松江市西津田6丁目)専属のオルガニスト米山麻美さんによる「オルガン・リサイタル 八雲と響きあう旅」が、15日に同ホールである。松江ゆかりの文豪ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の作品を再解釈した楽曲を、趣向を凝らした演出で届ける。

 リサイタルの第1章は八雲の代表作「知られぬ日本の面影」からイメージしたオルガンの名曲が並ぶ。バッハの「いと高きところには神にのみ栄光あれ」やグリーグが妻との結婚を主題に制作した曲など5曲。

 第2章は八雲の短編集「骨董(こっとう)」に書かれる宇宙や生命の鼓動についてのエッセー「露のひとしずく」が題材。作曲家でオルガニストの坂本日菜さんが新しく書き下ろした曲を披露。

 八雲作品に現れる霊性をオルガンの壮大な響きで表現する。作品を元にしたオリジナルの詩を八雲のひ孫・小泉凡さんが朗読した録音も流す。パイプオルガンに、八雲が愛した松江の風景などをプロジェクターで投影させる演出で、視覚的にも八雲の世界に没入できるよう工夫を凝らした。

 米山さんは1986年以来、プラバホールでオルガン演奏や指導を通じて音楽の魅力を伝えている。2010年には八雲の来日120年を記念したイベントで演奏した経験があり、八雲作品にも親しんできた。「八雲の世界観と共鳴したオルガンの響きや風を感じてほしい」と話す。午後3時開演。一般3千円、高校生以下1500円。

(林李奈)