砂川博保会長(左端)からアオリイカを真空パックにする方法を学ぶ児童たち=島根県隠岐の島町布施
砂川博保会長(左端)からアオリイカを真空パックにする方法を学ぶ児童たち=島根県隠岐の島町布施

 島根県隠岐の島町布施でこのほど、地元の小学生を対象に身近な漁業を知る学習会が開かれた。北小学校5年生の6人が漁師から旬のアオリイカの生態や漁法、加工方法を教わった。

 6人は社会科の授業で布施地区漁師会の加工場を訪問した。砂川博保会長(77)ら2人の漁師が講師役を務めた。この日は荒天のため漁に出られず、冷蔵保存したアオリイカの加工の様子を見学した。内臓を取り出し、皮をむいた状態になっており、袋詰めして加工場にある機械で真空パックにした。

 真空パックにすると賞味期限が冷凍で1年間に延ばせるため、島根県飯南町や大阪方面といった遠隔地に出荷できると紹介した。

 児童からはアオリイカの生態について質問があり、砂川会長は漁港近くに産卵床を設置して卵を産みやすくし「海を豊かにして後世に託す取り組みをしている」と説明した。

 佐藤友紀さん(11)は「今度、家族でイカ釣りをしたら、今日学んだことを生かしたい」と話した。

(鎌田剛)