東京都内で開催されたチャリティーイベント「サンタパレード東京2025」。約2600人が参加した∥11月16日
東京都内で開催されたチャリティーイベント「サンタパレード東京2025」。約2600人が参加した∥11月16日

 国民的テレビアニメの『サザエさん』も、視聴者からクレームが寄せられることがあるようだ。25年前のきょう放送された「サンタさんとお約束」もその一つ。

 「サンタさんとの内緒」と言い張り、タラちゃんがクリスマスに何が欲しいのか教えてくれない。しかも「サンタさんに一目会いたい」と寝てくれず、サザエとマスオがプレゼントを渡すのに一苦労するというお約束(お決まり)のテーマだ。

 直接的に表現していないものの、サンタクロースの正体が両親であるのを暴露するような内容だけに、視聴者から「子どもの夢を壊さないで」と抗議が殺到したそうだ。

 そういえば当時、小学5年の娘を持つ知人から同じような苦労話を聞いた。女児は誰にも見せないで欲しい物を手紙を書いてサンタ宛てに送っていたが、お願いした物が必ず枕元に置いてあったという。なぜ? 答えは、女児の母親が親しい郵便局員にこっそり頼んで手紙を回収していたから。「娘にいつまでも夢を持っていてほしいから」という理由に、母親のあふれんばかりの愛情を感じた。

 インターネットが発達して多くの情報が氾濫する現代、サンタを信じる子どもたちはどれほどいるだろうか。それでも子どもに対する親の愛情は変わらないはずだ。今夜はクリスマスイブ。親子のプレゼントを巡るクリスマスの“お約束”が温かい思い出になることを願い、メリークリスマス。(健)