双眼鏡で野鳥を観察する参加者=出雲市斐川町坂田
双眼鏡で野鳥を観察する参加者=出雲市斐川町坂田

 国の天然記念物のマガンを観察するツアーがこのほど、出雲市の宍道湖周辺であり、参加者はマガンが一斉にねぐら入りする迫力ある光景に見入った。

 マガンはシベリア東部で繁殖し、越冬のために秋ごろから日本列島に飛来する。宍道湖、中海を含む斐伊川水系周辺は西日本で唯一の飛来地。日の出から日没までは水田で草や落ち穂を食べ、日没後、群れでねぐらの宍道湖沖に帰る。

 ツアーを主催した出雲国ジオガイドの会の会員が、出雲平野の成り立ちや観察できる野鳥を説明した後、双眼鏡で実際に野鳥を観察した。日が沈むと、水田で餌を食べていたマガンが一斉に飛び立ち、群れになって参加者の頭上を次々と通過した。

 フリーランスの糸川沙織さん(39)=出雲市斐川町中洲=は、ねぐら入りの様子を見ようと、次女の和花ちゃん(3)を連れて2回目の参加。糸川さんは「今回も感動した。何度見てもシャッターチャンスは逃してしまう」と笑った。

 (片山皓平)