第十章・再起への道(1)

 

 全国に大きな被害をもたらした寛永の大飢(き)饉(きん)は、正保二年(一六四五)になってようやく終息のきざしを見せた。

 飢饉の最大の原因は東アジア全域におよぶ寒冷化...