問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。

【問1】何を重視して、東京一極集中の是正に取り組むか。

【問2】問1の回答について、具体的にどのような過程で一極集中の是正を進めていくか。

 

向瀬慎一氏(共産、新)

「地域特性を生かす政策」

 地域産業の打撃となる農産物の輸入自由化路線は、地方の活性化に逆行する。第1次産業をはじめ、医療・福祉・教育、観光・再生可能エネルギーなど地域の特性を生かした産業政策を強力に推進することが重要だ。最低賃金の地域間格差が東京一極集中を促す要因になっており、速やかに時給1500円を目指すことが必要だ。

 

山本誉氏(立民、新)

「地方のインフラ整備」

 地方創生と言いながら、権限は中央に集中し、地方の創造性は生かされていない。財源、権限を地方に移し、地域に眠る資源を積極的に生かすことで産業の活性化を図り、安定した雇用を生み出すことが重要だ。そのためには、交通や情報分野のインフラ整備が必要となる。住まいや教育といった若者の定住環境の整備も推進する。

 

高見康裕氏(自民、新)

「地域を愛する教育」

 地域を愛する子どもたちを、学校と地域全体で地道に育て、将来地域に尽くしたいと思う子どもたちを一人でも多く増やす教育を充実させる。志を持った若者が帰ってくる地域が生き残れる。地域の将来はそんな彼らにかかっている。地域の祭りや共同体の活動など、大人が真剣に地域を守ろうとする姿を見せることが必要だ。