向瀬慎一候補 困っている人に手を
向瀬慎一候補は大田、出雲両市内の街頭20カ所に立ち「困っている人に手を差し伸べる政治に切り替えよう」と繰り返した。
公示後は東西に長い選挙区を党所属の地方議員と共にくまなく回り、連日10カ所以上で街頭演説をこなした。最終日も厳しい顔つきで与党批判を展開しつつ、演説が終わるとすぐさま聴衆に駆け寄り、一人一人とグータッチ。目尻を下げて激励に応えた。
出雲市今市町のパルメイト出雲付近であった最終演説では約30人を前に「地方の衰退を招いた政治を変えるのは今だ」と訴えた。 (中村成美)
山本誉候補 疲弊する地方の再生
山本誉候補は出雲市から大田市、地元の江津市へと選挙カーを走らせ「命と暮らしを守るため、何としても国政に押し上げてほしい」と声を振り絞った。
約140人が集まった出雲市内の街頭演説では、12日間の選挙戦を通して空き家や耕作放棄地の増加を痛感したと強調。農業振興策などで人口減少を食い止め、疲弊する地方の再生を進めると強調した。
最終の街頭演説は江津市江津町の市総合市民センター前で行い、集まった約250人に対して「皆さんの一票が政治を変える」と力を込めた。 (福新大雄)
高見康裕候補 ふるさと創生進める
高見康裕候補は大票田の出雲市と故竹下亘氏のふるさとの雲南市を重点的に回り、最後の一押しを呼び掛けた。
竹下氏の生家がある雲南市掛合町では、地元住民から「新ふるさと創生 期待しています」と手作りの横断幕で出迎えられる場面も。笑顔で車を降り「竹下先生が掲げたふるさと創生を進め、さらに元気な島根をつくる」と誓った。
出雲市今市町のJAしまね出雲地区本部前での最終演説には約800人が集結。「地域と国の役に立てるよう成長していく」と訴え、戦いを締めくくった。 (松本直也)