竹の有効活用について学ぶ研修会が12日、島根県川本町川下であり、町内外の約30人が伐採や加工作業に汗を流した。
参加者は江の川沿いの荒れた竹林に入り、チェーンソーやのこぎりで長く伸びた竹を短く切断。破砕機にかけてチップに加工したり、焼き上げて炭を作ったりした。これらは土壌の被覆材や肥料になるという。昼食では、昨年の活動で収穫したタケノコで作ったメンマをラーメンに入れて味わった。
近くの内谷和子さん(73)は「竹林は適切な手入れが必要だと感じた。竹チップを畑にまきたい」と話した。
江の川流域で森林保全に取り組む市民団体「樹冠ネットワーク」(樋口千代子代表)が開いた。 (佐伯学)