【雲南】茶の栽培が盛んな雲南市加茂町砂子原でこのほど、加茂小学校(雲南市加茂町加茂中)の児童が茶摘みを体験した。
茶どころで知られる砂子原地区は、山を開墾した約5ヘクタールで地元の組合が茶を栽培する。毎年、加茂小の子どもたちが授業の一環で摘み取りから製造までの工程を学習する。
3年生約50人は組合員から針のように葉が巻いた状態の新芽と、その下の葉の「一芯三葉」を目印に摘むことを教わった。茶畑に入り鮮やかな新芽を目印に手際よく摘み取った。
家族でお茶を飲むという八森(はつもり)優月(ゆづき)さん(8)は「摘むのは最初は難しかったけど、だんだん楽しくなってきた。お茶のことを知ったので、家で飲むとき、もっとおいしく感じられると思う」と話した。
児童は体験後、近くの加工場で葉の乾燥で使う機械を見学し、一連の流れを学んだ。 (狩野樹理)