化石と生け花、俳句の融合を表現した木割大雄さん(右)=島根県海士町福井、Ento(エントウ)
化石と生け花、俳句の融合を表現した木割大雄さん(右)=島根県海士町福井、Ento(エントウ)

 【海士】生け花と俳句、化石を融合させた「後鳥羽院遷幸800年記念花展」が9日、島根県海士町福井のホテルEnto(エントウ)で始まった。アート感のある異色の展示を見ようと、初日は多くの住民でにぎわった。15日まで。

 20年前から海士町に吟行で訪れる兵庫県尼崎市の俳人木割(きわり)大雄(だいゆう)さん(83)が、華道の未生流中山文甫会隠岐支部に呼びかけて開催した。会場には化石の常設展示があり、木割さんが海から山に流れる風景をイメージして三葉虫やアンモナイトの化石の前に生け花を配置した。

 ギガンチュームやビワの木など色鮮やかな生け花約20点には「月の人 後鳥羽の海を 漂へり」といった木割さんの力強い筆による俳句が添えてある。

 展示を楽しんだ海士町海士の宇野千枝子さん(86)は「景色のいい会場で展示を見ることができて最高」と喜んだ。木割さんは「後鳥羽院への思いを表現した。展示を宿泊客と地元住民の交流の場にしてほしい」と話した。

 午前9時半から午後6時まで、入場無料。 (鎌田剛)