国史跡・月山富田城跡を望む安来市広瀬町広瀬の飯梨川河川敷で28日、竹製の水鉄砲を使った合戦イベント「ガンガンスプラッシュ」があった。島根県内外から一般の部22チーム、小学生の部8チームが参加し野外ゲームを楽しんだ。
安来青年会議所を中心とする実行委員会が主催。新型コロナウイルス禍のため3年ぶり4度目で、区切りを付けるため最後の大会となった。
奥行き24メートル、幅10メートルの特設コートを舞台に5人1組で対戦。頭に紙製の的を付け、水で撃たれて破れると退場するルール。3分間の対戦で、敵を全滅▽敵陣の奧にある的を破る▽敵の大将の的を破るーのいずれかを早く達成したチームが勝つ。
水鉄砲の水が切れると補給が必要になる。撃つと見せかけるフェイントも織り交ぜ、コート内の板製の壁に隠れたり、逃げ回ったりしながら戦った。
一般の部は、出雲市立斐川東中学校の同級生チーム「まる会」が予選と決勝トーナメントを勝ち抜き2大会ぶり2度目の優勝。メンバーの佐藤光さん(28)=出雲市斐川町中洲=は「(コロナ禍で)友人となかなか会えない中、チームプレイができるのが魅力。前回大会で負けて悔しく、練習した成果が出た」と喜んだ。小学生の部は「チーム真央from安来MBC」が優勝した。
秦靖英実行委員長は「皆さんに楽しんでもらえたのが大会の成果。自分たちでもやってみたいという人が出るといい」と話した。